和解金
1,250万円
請求したとおりの和解案が国から提示され、給付金1,250万円に訴訟手当金と検査費用を加えた合計1,300万2,300円が支払われました。
相談までのできごと
10年前に会社で健康診断を受けた際、B型肝炎ウイルスへの感染がわかったLさん。その後病院で検査したところ、B型慢性肝炎と診断され、ベムリディの服用による治療を開始しました。
その後も通院を続けていたLさんは、B型肝炎の給付金請求について話を聞きたいと当事務所にご相談くださいました。
弁護士の対応
詳しくお話を伺うと、Lさんのお母さまはすでに亡くなっているとのこと。さらに、お母さまの血液検査結果も残っていなかったため、Lさんのお兄さまに血液検査をしてもらう必要がありました。しかし、Lさんはお兄さまと数十年間、連絡を取っておらず、連絡先もわからないとのことでした。
そこで弁護士は、お兄さまの連絡先を調査。Lさんの給付金請求のために、血液検査のご協力を依頼するお手紙を送りました。
すると、お兄さまからご連絡をいただくことができたため、弁護士は再度、詳細な内容をご説明。お兄さまの理解を得られたため、血液検査の結果をもとに、母子感染ではないことを証明していきました。
弁護士からのコメント
母子感染ではないことの証明に必要な母親の血液検査結果がない場合、年長のごきょうだいの血液検査結果などを証拠資料として用いることができる場合があります。
しかし、今回のケースのように、ご自身では必要資料の収集が難しいケースも少なくありません。
当事務所では、医療記録の取扱いに慣れた弁護士が資料の収集を丁寧にサポートいたします。ご自身で資料収集ができるかご不安な方は、まずはお気軽にご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。