～将来の相続に備えて「今できること」とは？～
アディーレ法律事務所は、親の認知症に関する不安を抱える方へ向け、財産管理と成年後見制度について弁護士が解説するWebセミナーを5月31日（土）に開催しました。
「相続×成年後見」を、弁護士が徹底解説！
親が認知症と診断された後、ご家族であっても財産管理や各種手続きが自由にできなくなるなど、相続についてお困りの声が増えています。
本セミナーは、こうした相続の問題に悩む方へ向け、解決手段として注目される「法定後見制度」について知っていただくことを目的として開催されました。
当日はアディーレの正木裕美弁護士と橋優介弁護士が講師を務め、財産管理や成年後見制度について基礎的な部分から解説しました。
一言で「認知症」と言っても、その進行度合いによって対策方法が異なります。正木弁護士、橋弁護士はまず認知症の程度を見極める参考となる指標を示し、「現時点で問題はないが、将来、判断能力が不十分になったときに備える場合」は任意後見制度や家族信託、「すでに判断能力が不十分と思われる場合」は法定後見制度など、それぞれのステージに合った制度の選択を推奨しました。
さらに、制度ごとにかかる費用の目安や、メリット・デメリット、利用までの流れなどについても分かりやすく解説しました。
後半では、家族が認知症を患ったことによる実際にあった相続のトラブル事例を紹介し、「どうすれば防げたのか」という観点から、トラブルを事前に回避するための対策を提案しました。
参加者からの声と今後の展望
セミナー終了後のアンケートでは「認知症になったらできないことや相続時のリスクについて学ぶことができた」「具体的な事例や、弁護士に依頼をするメリットがよく分かった」とご好評の声をいただきました。
また、参加者からは「生前贈与や相続税対策」「空き家対策」「遺品整理」などについても知りたいとのご意見・ご要望もいただきました。相続に関する知識啓蒙のため、今後はそのような要素を盛り込んだ相続対策の講座も検討してまいります。
アディーレでは今後も、公式サイトやSNSでの発信、講演会の実施等を通して相続に関する知識啓蒙に取り組んでまいります。
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